こんにちは。株式会社パイプライン 代表の濱田です。弊社ではまだ新卒採用ができるほどにはなっていないのですが、他社様の若い方々とお仕事をさせていただく機会が増えてきましたので、ご挨拶がてらメッセージを贈りたいと思います。
言葉の解像度と分解能を高めよう
おおよそ日本に生まれ育ち生活をして営んでいる私たちは、日本語という共通言語を読み、書き、話します。この日本語の一番難しいところは、文字や文法ではなく、文脈の理解と表現の簡略だと考えます。
日々新しい技術や文化が生まれる世の中にあって、新しい物ごとのみならず、いわゆる古典の理解もないと物事の本質に迫ることができません。わからないことだらけで不安に思うこともあるでしょう。安心してください。私もアラフィフですがわからないことだらけです。
この、わからないこと、既に知っていることの整理をし、気力体力を無駄に消耗せずよい仕事をするには、見聞きする物事や他者の言葉に対する分解能を高め、自ら発する言葉や行動の説得力を持たせるために、これらの解像度を上げる習慣をつけてください。
物事の言語化と情報の構造化を意識しよう
先述した「言葉の解像度と分解能を高めよう」にも通じることですが、物事を理解し、相手に伝える言葉の抽象度が高いままだと、問題の本質になかなか近づくことができません。同時に、問題を含んだ情報とは、大きな塊であることはほとんどなく、大きな塊に見えるものは、実は小さな情報の集合体だったりします。
ですので、大きな問題を大きなまま取り扱おうとせず、適度な大きさに分解し、整理してから取り掛かる習慣をつけるとよいでしょう。この情報の整理をどうやるか、情報の構造化を意識することで、物事の順序や依存関係を理解し、わからないことや不安なことに対する過度な恐怖を抱くことは少なくなるでしょう。同時に、最小限の力で最大限のパフォーマンスを発揮することすら可能になります。
身体と心をだいじにしよう
コンピュータの部品や機能は、人間の営みに例えられることがよくあります。頭脳であったり、体力であったり、「仕事」と表現されることも多いですよね。コンピュータはその長い歴史の中で、複数台のコンピュータが共同して同じ仕事をさせて、仮に1台のコンピュータが壊れたりネットワークから外れてしまっても、仕事そのものの成果に影響が出ないよう工夫してきた歴史があります。インターネットの仕組みや仮想化、クラウドの仕組みをイメージするとわかりやすいかと思います。
しかし、人間は個性を持った生き物です。そして、時間軸 タイムラインは一方通行です。過去に戻ることはできません。コンピュータ1台1台のリソースが有限なように、人間の気力体力、そして感情も有限です。あなたの人生は1度きりです。ですので、まずはあなた自身をだいじにしてください。そして、一緒に働く仲間を思いやり、自分と同じようにだいじにしてあげてください。なぜなら、あなた自身も、相手も、かけがえのない人間なのですから。
コンピュータを利用したサービスは、おおよそ人間のためにあります。仕事の大部分をAIが担う時代はきていますが、サービスの最終利用者は人間です。社会や世界を良くする大きな希望をもつことはだいじです。しかし、まずは自分自身 そして自分の周囲の仲間を思いやることのできる人間になってください。
私からは、以上です。楽しい世界を作っていきましょう!